さかす

累 かさねのさかすのネタバレレビュー・内容・結末

累 かさね(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

●2020/03/17

累の母からもらった口紅
まさかのお母さんは
ペンダントにしてたのびっくり
重かったろうね…(笑)
ってか、使っても減らないのかな?
女性目線の素朴な疑問

そして、まあ淵家の親族は
冷たいってか、嫌味ったらしいわ、嫌い

でも、オープニングの累の顔
貞子みたいでびっくりした

ニナがスランプだから
代わりを累に頼んでるのに
すげー上から目線
すごい嫌なやつだわ

口紅塗ってキスすれば
顔が入れ替わり
またキスをすれば元に戻る

マネージャーは
このこと知ってたのかー
口紅のことも知ってたのかー

ニナの顔で完璧に演じ切る累
中身は累、外側はニナ

そりゃ相違が生まれますね

スタジオ練習のとき
累(ニナ)が来た時はびびった
来ちゃあかんだろーーって思った

しかも、元に戻って練習に
参加するってなかなかですね
メンタル強いわニナ
そりゃ顔は同じでも
中身が違うから違和感あるだろ
アテレコみたいな感じね

羽生田さんの檀れいの写真
大きく飾ってるのサイコパスだわー
好きだったんだね透世のこと
その虚像を累に重ねて
自分の欲も満たそうとする
ダメな大人ですね

偽物が本物を超えてしまう瞬間
しかし、見えるものが全て

でも、優位なのは累
烏合さんに抱かれても満たされない欲
まさかの烏合さんは
後半1回も出てきませんでした(笑)

ニナが患うターリア病
5ヶ月も眠り続けるもの???
いや、そりゃまあ代役立てたくなるけど
そもそもダメでしょってね、根本的。

ニナが眠っていた間
累は烏合さんと付き合ったけど
自分が知らないところで終わってた
自分のお母さんも呼んで
累はニナを演じ切って
偽物が本物を超えた
外見が全てか
中身が変わっても気付かない母親
累の心が好きだと言ってくれる烏合
モヤモヤで叫びたくなるような感覚

累はニーナの信用を
全て失わせて消えるべきだったのに
女優魂が垣間見てしまったのね
かなり欲張っていたと思う
今までの劣等感を補うように。

檀れいも同じように
口紅を使って
他の人の人生を奪って生きたんだ
地下のあの鎖とか見ちゃったら
そりゃ危機感生まれるわ
檀れいの代わる前の顔が見たかった

サロメの狂気と深い愛
土屋太鳳すげーなー
普通に舞台女優でもいけるんじゃね?
終盤のサロメのあの狂気さ
サロメと累が入り混じって
釘付けになりました
息を飲むってこのことだ。

最後の最後で
ニナ(累)はサロメを演じ切った
そこで終わったけど
普通によかったよ。
累の口紅は学芸会のイチカちゃんの時から
始まっていたんだな

この先の2人の人生はどうなるのかな?って
疑問は抱いたけど
終わりが良すぎてもうどうでもいい
土屋太鳳のサロメがもう一度見たくなるような映画
芳根京子も最高だった
羽生田さんの狂気も異常だった
超個人的な感想は、横山裕好きじゃないわ
バラエティなら好きだけど(笑)
さかす

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