ダイアー教授

ハッピー・デス・デイのダイアー教授のレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
2.8
題:何かの映画のデジャブ
製作:2017年、アメリカ
監督: クリストファー・B・ランドン
主演:ジェシカ・ローテ

安いコメディホラーです。
それなりに見どころはありました。
3つにまとめてレビューします。

1.っぽい映画
本作は何かの映画っぽいところが多い。
“逃げても逃げても死の運命からは逃れられねぇんデスティニー”的なとこは『デッドコースター』っぽい。
変な仮面の殺人鬼に追われるのは『ハロウィン』とか『スクリーム』っぽいし、
同日をループするのは『恋はデジャ・ブ』っぽい。
いろんな映画の要素が含まれています。
※『恋はデジャ・ブ』に関しては、作品内でメタ的に言及されていました。

いろんな映画の要素がありながら、それを深くは掘り下げないので、安い感じの映画になっています。

2.主人公の成長
主人公のアバズレ女子大生の人間的な成長がきちんと描かれていて人間ドラマとしては見どころはあります。
アバズレには“アバズレた”背景がちゃんとあり、本人がそれと向き合い、
自分を客観視するところまで至ります。

意表を突くオチもなかなかいいです!!
※私は読めませんでした。

3.フラタニティ
アメリカの大学にあるフラタニティってのを知らんと
あの女子寮のカッパ(Kappa)女たちが何をそんなにイキってるのか判らないと思うので、
観る前か観た後で調べとくとよいでしょう。