ハッピー・デス・デイの経理のレビュー・感想・評価

オススメのホラー映画は？　と聞かれた場合、相手の力量が分からなければとりあえずこの作品を勧めることにしている。本作はホラーとして怖すぎないというだけでなく、血飛沫やらゲロやら性器やら切断された手足やらが画面に出ない「画面の美しさ」があり、犯人探しのサスペンス的な面白さがあり、さらに主人公がより良い人間になっていくというドラマ的な心地よさも持ち合わせているからである。何より人の良さそうなジェシカ・ローテの顔芸を眺めているだけでもそれなりに幸せな気分になれる。死角のない映画である。