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ハッピー・デス・デイのarinのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
4.3
殺人鬼に殺される一日をループしてしまうビッチ女子大生が、ループから逃れようとあがくストーリー。

主人公の女子大生・ツリーはそうとうビッチ女である。
イケてるグループに入っていて、他の学生を見下し、単位のために教授と寝る。友人の恋人とも寝る。
視聴者が「教養として一発ぶん殴ってやれ」と思い始めるころにループがスタート。
グサッ、ドサッ、バキッ!
なにもそこまで……。

なぜループしてしまうのか?
殺人鬼の正体は?
なぜツリーを付け狙うのか?
この状況に対し、どう立ち向かっていけばいいのか?

ループもの特有の、わずかなふるまいの違いで、状況が大きく変わってくるのを見るのは面白い。
殺され続けながら真相へと迫っていく。
ポップで軽そうな映画だなあと思っていたけど、見終わったあとには少しやさしい気分になっていました。

最期の方にゲロっているけど、本作が本歌取りしたのはビル・マーレイ主演の「恋はデ・ジャ・ヴ」。
こちらもループものの傑作で、本作のテイストが気に入った方にはぜひともご覧頂きたい。
殺人鬼は出ないので、安心して見れますよ。
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