アメリカ特殊部隊の基地で繰り広げられる謎の殺害を描いたアクションサスペンスドラマ。
ウェズリー・スナイプスが主演、デイヴ・アナブルらが共演、アン・ヘッシュがヒロインを演じる。
最新のAI自白システム・テンプルがあるアメリカ軍特殊部隊の施設サイト9との連絡が途絶える。
アイザック（ウェズリー・スナイプス）率いる特殊部隊チームがテンプル開発者の科学技術部長ガブリエル（デイヴ・アナブル）とともに調査に赴く。
施設のあちこちで次々と隊員たちの惨殺死体が見つかる。
さらにFBI最重要手配人が唯一の生存者として見つかる。
そんな折、突然、隊員たちは施設内に閉じ込められてしまい、一人また一人と命を落としていく。
AIの暴走とか思われたが、実は……
敵がわからずにハラハラです。
キーワードは”ヒンドゥークシュ”。
そこにはアメリカ軍の許されざる残虐行為が隠されていた。
人間では、あやふやにされて闇に葬られる悪行も、AIは見逃さない。
大国であるアメリカが「アメリカファースト」を口実に世界各地で行っている残虐行為をAIが明らかにする。
大国アメリカへの警鐘でもある。
「今日の味方は明日の敵さ」
アメリカがこれまで行ってきた反米国家における反政府勢力との関係を象徴しており興味深い。
アメリカの闇を描いた作品で、最後まで緊張が途切れることなく見ごたえあった。
果たして隊員たちの運命は如何に？
「電源フル復旧 完了」
2023.1 BS日テレで鑑賞（土曜7時の洋画館・字幕）
