演出が良かったです
松嶋菜々子のバックを彩る 真っ赤な壁 真っ赤な波、彼女の爛々と光る目
ワゴンが閉まった後の沈黙の長さ
ガラスに映る 降りてゆく幕
雑踏で 携帯を手に
なんてせつない月日
殺人の理由もすごい
『容疑者Xの献身』を観た時と同じ感情を味わいました
「いい歳して 強烈マザコンだ」
サイドストーリー、あるいは全シリーズを通しての 逆にこれが 本筋のストーリーなのかもしれないですが
加賀の お母さんを追う旅にも 静かに幕が降りました
彼が日本橋を去るのだから シリーズも終わりですね
下町を振り返るエンドロールが素敵で かえって寂しくなります
個人的には コロナがあけたら 日本橋を探検しようって 誓いました
あと、溝端淳平にちょっと興味が湧いてきました
嘘は真実の影
嘘が映すのは 人の心そのもの
シリーズを通じて繰り返されるこの言葉は
本当にその通りだなぁと思います
