りょう

祈りの幕が下りる時のりょうのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
4.0
ナイブス・アウトで見た後、探偵もの探り出して、アガサクリスティとかに行くと思いきや、気づいたら東野圭吾にたどりつきました。特に評価も高かったこちらの作品を鑑賞。

なんという壮絶な人生。こんな人生を送る人がいるんだろうか。親子の絆ってすごい。自分は当たり前すぎて気付いてないだけかもしれないけど、親が子を思う気持ちってこれほどまでに強いのだろうか。

小日向さんと松嶋菜々子がものすごいよい。死のうと考えた時の小日向さんの表情、自分のために逃げ続けた父を楽にしてあげようと首を絞める松嶋菜々子の表情。

全く点と点だったものが、徐々に繋がっていくストーリーにどんどん引き込まれていくし、加賀恭一郎自身の親子のストーリーも対比されて、とてもずっしり濃厚な内容だった。
何年か後また見返しても十分楽しそう。
東野圭吾ってすごいな…。

唯一、春風亭昇太の演技だけが際立った気になった…。
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