TakuoAoyama

祈りの幕が下りる時のTakuoAoyamaのネタバレレビュー・内容・結末

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

主題歌「東京/JUJU」

東野圭吾原作、阿部寛主演による「新参者」シリーズ完結編。

主人公加賀刑事の蒸発した母親と舞台演出家内縁の夫になった男性が、実は前妻の借金から逃げ実の娘の殺人を隠すために名前を変えながら生きていた話。

「嘘は真実の陰。その影に何を見るのか。
それはきっと悲劇だけではない。嘘が映すのは人の心そのものだから。」

加賀の父親の「あそこからなら好きなだけあいつを眺めていられる。」という台詞。

そして娘の過ちを隠すために名前を変え続け、ひっそりと娘に会うことだけを楽しみに生きてきた博子の父親。

映画の幕が下り、JUJUの歌声が流れると同時に2壮絶な経験をしてきた2つの親子愛がじんわりと胸に染み入ってくる。

エンドロールではお馴染みの人形町の人々が登場し、ほっこり。
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