祈りの幕が下りる時の寝るのだいじのネタバレレビュー・内容・結末

「新参者」と知らずに鑑賞。
主人公刑事の蒸発した母親と、内縁の夫になった男性が、実は前妻の借金から逃げ実の娘の殺人を隠すために名前を変えながら生きていた話。

東野圭吾さんは"誰かの幸せを護るためにつき続けた嘘"を描くのが上手いなと改めて思った。トリックも一般人が知恵を振り絞ればできそうなもので、リアリティがある。
音楽の入り方も映像も演技も良くて、こんなに辛いことがあって堪るかよ…と泣いてしまう。

元々のシリーズを踏襲するためだと思うが、刑事や捜査員達が集まるシーンでわちゃわちゃテレビドラマ感を出して茶番みたいになるから急に白ける。
事件の真相を追うシーンだけで評価をつけました。