まーるつぁいと

祈りの幕が下りる時のまーるつぁいとのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
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新参者、完結。
原作未読で、ドラマと映画ばっかり観てます。
このシリーズは、根底に愛があっていつもたまらない。

加賀恭一郎が強烈なマザコンってのはなんとも言えないけど、みんなそれぞれ人生いろいろあるんですよね。
最近三十路前に駆け込み結婚が増えているけれど、やっぱりそれも家と家の繋がりな訳で、それはもういろんな話を聞きます。
正直みんなの話を聞いてたり、離婚した子の話を聞いてたり、自分の家を省みても、私はあまり結婚したいと思いません。

加賀恭一郎にしても、浅居博美にしても、それぞれの両親は幸せになってほしかったのかもしれない。
でもやっぱり「よくある一般家庭」以上の環境で育った人たちとは、そもそものスタート地点にどうしても差が出る気がするんです。
人生のハードルが高い。
私は彼らの波乱万丈さに比べたら凪のような人生だけれど、それでもやっぱり一癖あって。
自分たちが決して不幸だとは思わないけれど、掴めたり感じたりする幸せは、他の人たちと少し違うかもしれない。

人生が楽しいことや嬉しいことだけで満たされていればいいけれど。
それはそれでつまらないのかな。

願わくば、私にも早く幕が下りますように