リタ

祈りの幕が下りる時のリタのネタバレレビュー・内容・結末

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
1.7

このレビューはネタバレを含みます

演出さんは舞台しかやったことないの?
なんでこんな大袈裟な演出しか出来ないのかな

火サス見させられたかと思った。
映画でこんなダサい演出有り得ない。
酷かった。「邦画はダメだ」のテンプレ。


スナックのママの
下手くそなナレーションで始まったことで
もう嫌な予感がしていたのだけど
的中してこっから2時間ずっと苦痛だった。

字幕の情報が要らない。
なくても見てりゃ分かるような内容しか書いてないのに
いちいち字幕つけてくる。
しかし序盤だけ、という統一感の無さ

阿部寛(28)にびびった。

カレンダーに書いてある文字見つけた時
置き手紙を見つけた時
いちいち声に出して読み上げなくても読めてますんで。

2017年の刑事はまじであんな会議してんのか
踊る大捜査線の方がずっと近代的だったけど笑

黒板にチョークで書いて紙貼っても
1番前の人ですら見えてないだろ…
昭和の刑事ドラマですか。


警察の上司たち、カメラ意識しすぎ。
あの位置で喋ってたらかぶってるけど。
刑事達から示してるもの見えてない。

振り返ってのドヤ顔はふざけてるの?

一糸乱れぬ動きをするエキストラ投入してくるとは。
火サスどころかバラエティの再現ドラマのレベル。

おじさんたちグーを顎にあてて首傾げてて
ちょっと可愛かったけどね。
「おー!」とかね。
名前ひっくり返したくらいでおーとか。


その後も会議室のシーンしょっちゅう出てくるけど
あの大人数いつも同じとこでなにしてんの?

主演達しか成果あげてないようで。働いてください。
せめて写真の分析手伝って。笑
なんであの作業一人でウトウトしながらやってんの笑

DNA採取するシーンあったけど、あれ違法だよね?
何やってんの


そういえば序盤で溝端淳平が
「琵琶湖を見ていたら〜、
この事件、複雑でとらえどころのないどーちゃら」
ってポエム呟いてたけど

まだこのシーンの段階では
アパートの所有者が犯人だと見る単純な事件、
と考えるのが自然だからその感性はおかしい。

脚本書いた人はそれ知ってるけどさ
登場人物たちはまだ知らないのよ。
何故それが分からないの?

こういう人達だから
撮影の都合しか考えてなくて
親子が店で横並びにご飯食べるみたいな
不自然極まりない演出をしちゃうんだわ。

もう書くの疲れた。
ほんとクソみたいな脚本演出のオンパレードで
内容が入ってこない笑


唯一、溝端淳平が写真を見つけた時の演出は好き。
オープニングタイトルの出方とそこの音楽がよかった。

しかし溝端淳平の不自然な演技…


キムラ緑子の暴れっぷりは面白かった。
けど松嶋菜々子に凄まれただけで
精神に異常をきたすってどういうこと笑
100年くらい前の小説にはありがちだが笑



母親の借金のせいで夜逃げした不幸な親子には
もちろん同情するし
自らの意思で行ったとはいえ
偶発的に人を殺してしまったことも気の毒だけれど

よく入れ替われたなって。
警察は検死とかしないんだね。

水死体かそうじゃないかって
ひと目でわかるらしいから、
身投げが偽装だとすぐバレると思うが。

東野圭吾は原作でこの辺りどうしてるんだろ…


ミッチーのことも、
あの上京してきたおばさんのことも、

殺さなくてもシラ切って逃げればよかったのに。
似てるってだけでなんの証拠もないんだから。
次々殺す必然性がない。

大体何十年も経ってるのによその家のおじさん
舞台の二階席から後ろ姿見ただけで分かるかよ笑


一番の泣けるポイントらしい、
《燃え死ぬの嫌だって言ってたから
首絞めて殺してあげた》も、

燃え死ぬの嫌だ←ここ話の切り出し方不自然
首絞めて殺した←あんなやり方で簡単に殺せない

興ざめ。尺もダラダラ長いし。

あー気がついたらまた文句言ってる。嫌だ。


こんなにも無駄に説明しまくるくせに
溝端淳平と田中麗奈についての説明なかった。

多分溝端淳平は両親のことよく知ってたし従兄弟、
いや、腐れ縁って言ってたから幼馴染?
田中麗奈は看護師かと思いきや刑事だったのか?

と思って調べたらこの映画、
テレビドラマシリーズの続きなのか。

そうならそうとタイトルに書いて欲しかった…
分かってれば絶対見なかったのに…

評価高い映画だから見てみたのに…

そりゃドラマ見てた人しか
これみないんだから評価高いわ。


この映画で初めて気付いたけど
阿部寛って滑舌悪いね。
ラストのドアップ何?なんかの映画のオマージュ?

というかストーリー自体
少しだけ砂の器を彷彿とさせるね。
リタ

リタ