けんくり

シークレット・オブ・ハロウィンのけんくりのレビュー・感想・評価

4.5
小学低学年の頃の親友と、
大人になっても友人関係で結ばれている人って
そんなにいないんじゃないかと思う。

これは、幼い頃に大親友だったコーリー(イケイケ軍団)と、ジョナ(落ちこぼれ)が、ハロウィンの夜の不思議な体験を共有しながら、
再び心を通わせていくという映画。

成長する中で、クラスが変わったり、
グループが変わったりと、知らず知らずのうちに
身近な友達を「裏切り」、または「裏切られ」、
疎遠になってしまった経験は誰にでもあると思う。

やはり簡単に赦しは得られないものの、
「裏切った者」・「裏切られた者」双方に、
ささやかな救いをもたらしてくれた。

苦い経験を噛みしめながら、
こうして人間は大人になっていくんだな・・。

ハロウィンだからと気軽に観始めたら、
思わぬ掘り出し物に出会った。
画がとにかく綺麗で、
写真家を目指す主人公と重なる。 
脚本も書いている監督の
個人的な体験に基づいてたりしたら素敵だな!