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アトラクション -制圧-のmasayaのレビュー・感想・評価

アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)
3.7
みんかい❓️
2回目の参加です!

ヒョードル・ボンダルチュク監督、イリーナ・スタルシェンバウム主演による、2013年にモスクワ南部で起きた「ビリュリョーヴォ地区の騒乱」(舌噛むわw)をモチーフに製作された、ロシア産のSFラブロマンス。

ソニー・ピクチャーズが製作を主導し、ロシアとハリウッドが連携して、ロシア内務省、国防省、モスクワ市の全面協力の元製作された。
ロシア産とはいえ、『第9地区』や『エリジウム』のVFXチームが製作に関わっているため、映像のレベルは非常に高い。

そして主人公のイリーナ・スタルシェンバウムがキュート!(コレはとても大事w)
美しい映像に壮大な音楽、宇宙船や宇宙人(パワードスーツ)の造形はハリウッドには無いセンスで、ロシアの自尊心や誇りが透けて見えるw

シナリオの根底にあるのは、人間の本質的な弱さや未熟さ。
移民を宇宙人に置き換え、現代ロシアに蔓延する深刻な民族対立を憂慮し、多様性のある成熟した社会の実現を願う意図があるのだろう。
そういった問題にあまり縁の無い僕ら日本人には、陳腐で非現実的なシナリオに感じられるかもしれない。

ロシア国防省の全面協力だけあって、原子力空母アドミラル・クズネツォフからSu-33シーフランカーが発艦するシーンやロシアの様々な最新兵器も見る事が出来る。

あまり馴染みの無いロシアの街並み、日常生活や教育現場などを見る事が出来るのも嬉しい。

製作費4億ルーブル(現在のレートだと約7億円)という、ブラムハウスも真っ青の低予算で、これだけの作品を作り上げるロシアンパワー。
戦争をするロシアは0点だが、この作品はとても面白かった!

ジョニーさん、ありがとうございました😊
本日も仕事の為、皆さんのレビューにお邪魔させていただくのはかなり遅くなるとおもいますが、ご容赦ください🙇
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