ちょっと早すぎたのか?公開当時も地味だったけどもっともっと評価されるべきだと思う。
選ばなかったほうの可能性についてわたし達は永遠に思いを巡らせられる。こうなってたかもしれない、でも案外こうだったかもしれない、いやーでも現実でもあれがこうなってまさかのこれだとは想像もしなかったからあっちを選んでたらもっとわけわからないことになってたかも、とか。でもどんな選択をしようともまちがいなく約束されてるのは死だけ。っていうとさみしく聞こえてしまうけどそれ自体はそんなにさみしくない(少なくともここでは)。ただ生きるということはそもそも結構かなしいね。ひとりの子どもへの圧倒的に優しいまなざしに泣かされる。