要塞警察のリメイクである本作、完全にB級ですけど思っているより悪くないです。犯罪者と警官が協力して「戦わなければ生き残れない」という男同士の立場を越えた関係はやっぱり大好物です！
なにより籠城側にフィッシュバーン兄貴がいるのであれば無敵だろうという絶対的安心感はカーペンター版とまた違う面白さと「え、こいつ死ぬん？」というどう見ても死ななそうなやつがあっさり死んでいく意外性さ、倒すべきは犯罪者ではなく、法を犯す者＝悪党だ！というのも良いです。
イーサン・ホークは今作は完全にフィッシュバーン兄貴の引き立て役ですが、悪くないし、何より籠城側の犯罪者黒人女性もカッコ良い！リメイク元と違い白人女性はただ叫び騒いでるだけなのはご愛嬌。敵側も無表情なゾンビのような怖さではなく絶対的強者感のあるガブリエル･バーンのカリスマ性も良いです。
リメイクへのきちんと愛もあり、正直舐めてましたがこれならカーペンター監督も納得の出来なのでは？アイスクリームを求める少女も殺されないしね！老兵じじいはただただ去れ！！もとい死ね！
