今回もまたまたお見事!
ヒューマンからラブストーリーと来て
今回は人間讃歌
しかもシニカルなやつ
前〜中盤は確かにヒューマンなんだけど
自然史博物館で働くオッチャンが出てからはシニカル路線まっしぐ…
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「桜桃の味を忘れてしまうのか」
小津安二郎のように抑制的なカットが多く、映画の印象を緻密にコントロールしている
話の筋がシンプルだからこそ人間と神、現世と死後の世界、倫理、宗教、道徳、様々な要素…
とても印象深かった。
単純なシーンでこれだけ長く、自然に飽きさせることなく、見せる技術に驚きました。
会話の内容、間、表情どれも違和感のあるシーンが無かった。
一般的な映画との、レベルの差を感じまし…
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死を求めて車を走らせる主人公、でも映像には静かに美しい風景や人の暖かさが流れ続けてる。死の予感を感じさせないままに映画は終わって、撮影シーンに。この映画が虚構であることを明確に示すと同時に、その虚構…
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ずっと気になりつつ観ていなかった映画。
死を望む主人公が様々な人物に奇妙な依頼をするが断られてしまう。
しかし最後に乗せた老人が生きることの喜びを語り始め...
というあらすじだけど、実際に鑑賞…
わたしはバゲリみたいな人に出会うために生きているのだと思う。
そういう人との出会いを探し求め続けるのです。
昨日のライブで、峯田和伸もバゲリみたいなことを言っていたな〜
ラストは、ハッ…!これは映…
え、味わいぶっか……。いくらなんでも味わい深すぎる。おじさんが埋まってからのとある仕掛けが絶妙に効いてる。人生は夢でも幻でもなく、いま生きているという事実が全て ということを教えてくれて、ありがとう…
>>続きを読む(C)1997 Abbas Kiarostami