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桜桃の味のokatakuのネタバレレビュー・内容・結末

桜桃の味(1997年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

自殺をしようとする主人公が車の中で何人もの男に自殺を手伝ってもらおうと持ちかけるが断られ続ける。
最後に乗せたおじさんが主人公に言う。
「見方を変えれば世界は変わる」
「赤と黄色に染まった夕日を見た句はないか」
「夜空に浮かんだ月を見たくはないか」
主人公はおじさんを降ろした後にイランの街に浮かぶ美しい夕日に見とれる。
家に帰り、とうとう自殺をしようと出発して穴に入って見上げた曇り空の隙間から覗くのは、誰にも平等に輝く月。
イランに行った事は無いのに映画に映るあの夕日は自分の見てきた美しかった夕陽と重なった。
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