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桜桃の味のharukapiのレビュー・感想・評価

桜桃の味(1997年製作の映画)
2.5
大地が光を受けてとても綺麗。
老人の言葉が染み入る。赤と黄色に染まる夕陽をみなくて良いのか?満月の光をみなくて良いのか?すべてを拒み、すべてを諦めてしまうのか?桜桃の味を忘れてしまうのか?朝露の匂いを吸い込むことや五感を使えることで味わえる美しさが世界には溢れていて。
詰まるところ、生きていることで見られる一瞬一瞬の景色があり、生きていることで食べられる味がある、ということが生きることの幸福なのかもしれない。
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