※書き直しレビュー。
戦争や社会問題、リアル等、重たいテーマを描かせたら超一流の女性監督、キャスリン・ビグローのデビュー作。
そういう話を期待すると肩透かしなんだけど逆にこういう映画も作っていたんだなという意外性があった。
ある田舎町に住む青年が可愛いお姉ちゃんに魅了され良い雰囲気になってガブッと噛まれる。実は彼女は吸血鬼だった…。
噛まれた人間は吸血鬼の仲間入り、血がないと生きられないのだが、そんな運命を受け入れられず困惑しながらも吸血鬼女の家族の元に連れていかれ彼らと主人公が行動を共にする話。
この吸血鬼家族の面々がまた個性的。
頭悪そうな息子、ワイルドすぎるカーチャン、不気味な親父、生意気なガキ。彼らは生きるため人間の血を吸う… そんな彼らの行動に困惑しながらも生きるためと必死についていく主人公。
途中本当の家族と再会し、最後は吸血鬼VS人間のバトルで急にどんちゃん騒ぎ風。
吸血鬼と人間の間で揺れる心と個性あふれるキャラクターが多くなかなか面白かった作品。