隣の芝、ってふざけてますね。
おもしろかったです。
表札つけてあげて、
本当にありがとうございました、
ってあんま知らない人に言われたら普通は、いえいえ、なんです。
でもビミョウな表情で、ハイ、って言っちゃうとこがすっげえリアルだなあ、と。
相手が何言ってるかあんまアタマ入ってないんすよ。緊張してたり舞い上がってるときはその場の空気で何となく肯定の返事しちゃうんすよ。たぶん。
細かいとこなんですがすごいと思いました。たまたまじゃないですよね。たぶん。
エロ映画なんでヤッてるシーン多いんですが、微笑ましくて健全?なスポーツセックス(ファイトクラブのブラピより引用。言ってみたかっただけ)です。
終盤唐突に出てくるパレート改善という経済用語。初めて聞きました。ふざけてておもしろい。
前半、奥さんは主人公目線だと完全に敵に見えます。いやアンタずっと家にいるんだからちゃんとやっとけよ、とツッコまずにはいられませんが。
芝田さんちの古川いおりのダンナもちょっとしか出て来ないけど冷たい印象を受けました。
それがなんと暖かい感じになることか。
しかも収まりを文でアッサリ済ましゴチャゴチャさせずに結果だけライトに見せてくれます。
こんなに優しい顔になるんだ、と特に芝田さんコンビに驚きです。
城定監督は3作目ですが、余計なとこがホントに少なくて好き。全体的な展開はいわゆるエロにありがちながら、細かいとこの人の反応や仕草なんかが妙にリアルでおもしろいです。
いろいろ書いたけどやはり大前提としてエロい映画が観たい、ということは否めない。古川いおり美しいです。