コマミー

ロック・ドッグのコマミーのレビュー・感想・評価

ロック・ドッグ(2016年製作の映画)
3.5
【グロリアス】

※実は、amazonプライムビデオはじめました。配信作品の情報を見る度、思いきってお試しで始めてみたくなりました。まずは、この作品を鑑賞しました。
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公開からかなり経ってはいるが、予告と本作のエンドソング「グロリアス」を聴くたび、魅いってしまった。
まず、[グロリアス]とはどういう意味かと言うと、

 glorious:輝かしいや栄光

という意味らしい。まぁ、それだけなのだが、この作品で一番感じるものと言えば、やはり[ジョン・カーニー作品への影響]を感じることだ。

主人公が、親や周りからの反対を押しきり、自分のやりたいことを追求し続ける姿は、「シング・ストリート」に通じる物がある。そして、憧れの人に見出だされて共に[レコーディング]する姿は、「はじまりのうた」や「ONCE ダブリンの街角で」を思い浮かべるように、物語の中に上手く、[往年の音楽映画の要素]を取り入れていた。

そして何よりも、ルーク・ウィルソンの歌声には少し驚いた。なかなか綺麗な声であり、聴いてて気持ちよかった。あの歳でまだあの[若々しい声]が出せるなんて…、主人公のキャスティングはまずよしと言えるだろう。

良い曲もあり、キャスティングも凝っていて、キャラクターも良い。本作を、[お子様向けジョン・カーニー作品]として観れば、なお面白いし、本作を通じてある程度大人になって、本物のジョン・カーニー作品を観た時、何か感じる物があると思う。

私は、そうあるべきだと思います。
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