Moxica

ロック・ドッグのMoxicaのネタバレレビュー・内容・結末

ロック・ドッグ(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

主人公の犬はチベタンマスティフらしいんですが、画像検索で出てくるようなもふもふではないです。普通の犬。
最初のアニメーションのお父さん犬がライオンぽい野性味があってかっこ良かったのでCGキャラとの落差にがっかりしてしまったw

山間部で羊を守りながら暮らしてる犬の息子がラジオで聴いたミュージシャンの言葉に触発され音楽をやるため都会に出る。
都会が漢字の看板やネオンが輝いててたぶん中国なんだろうけど、使ってるお金はドルっていうユルい世界観。

バンド仲間と友情を築いてロックスターを目指すぜって話じゃなく(パッケージだとそんなイメージ)、有名人であり人生を変えた当人でもあるミュージシャンとの絆を重点に描かれてる。
で、その有名人のアンガスメチャクチャ良いキャラ。セレブでちょっと意地が悪くて最初はボーディを追い返すんだけど、なんとも憎めない間抜けなとこがあって 、ボーディを利用して曲作りをしちゃうんだけど執事に睨まれてすぐ反省するっていう……
しかも執事は睨んでた訳じゃなくてバッテリーが切れてただけだしw
麻酔銃で察して助けに来てくれるあたり、めっちゃ頼もしすぎる。


地元への帰還として作用するのがオオカミなんだけど、ギャング団というのがお約束ながらも笑える設定だと思う。
バーベキューコンロ持ってみんなで来るところなんて可笑しすぎる。

ボーディのマスチフ拳がお父さんとは違うタイプで、音楽は人が幸せにするんだっていうのをファンタジックなビジュアルで魅せてくれて、オオカミを吹っ飛ばすあのシーンは本当に感動した。「グロリアス」って歌も良くて、すごく癒された。
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