ウォールストリートジャーナルに取り上げられた実話を基にしたドタバタコメディ。
鬼ごっこに夢中な５人の少年たちは、毎年５月になると一ヶ月間まるまる使って鬼ごっこをすると決める。それは３０年経った今でも毎年の恒例行事となっていた。
しかし一度も鬼になったことがない無敗記録をもつジェリー(ジェレミーレナー)が結婚を機に鬼ごっこから抜けると言う。
最後になんとかして鬼にしてやろうと他の４人は計画を練るがなかなか上手くいかず・・・。
いい歳したおっさんたちが必死で鬼ごっこをやってるだけでも面白いんですが、無敗記録をもつジェレミーレナーが超人すぎて笑えます。驚異的な洞察力と身体能力で友人たちの攻撃を次々と躱していく。流石ホークアイ。
アメリカンコメディらしく下ネタやドラッグネタ多めだしお子様には見せられないかも。
だけどただのバカコメディかと思いきや、何だか考えさせられる所もある。「いつまでもこんな事続けてていいのか？」と。
やっぱり男って何歳になっても男同士でつるんでる方が楽しいんだよね。そこに女が入り込んできて関係を拗らせることもあるけど(オノヨーコ然り)
主要メンバーの他にも、どうしても鬼ごっこのメンバーに加わりたい髭デブのバーテンダー、やたら好戦的な主人公の嫁さんなど個性的な登場人物も魅力的だし、ラストは不覚にもホロリとさせる展開になり、最後まで楽しくみれました。
エンディング後に基になった本人たちの映像が流れるのですがこれがまた楽しそうで、ホントにコイツら仲良しなんだなあと微笑ましい気分になりました。
エンドロールも遊び心満載で笑いましたが、アカペラ風の歌に字幕がついてなかったのが残念だったかな。
「ウィンドリバー」なんかと一緒に見るとジェレミーレナーの演技の幅が実感できて更に楽しめるかもしれません。
