春が終わって、夏が来た。
ああなんて小劇場でやってそうな邦画。
伝わってくるものはあるけれど、言葉にしようとするとホワッと消えてゆく。春。
初海の煮え切らなさに腹立たしさを感じたり、初海と憲太郎に何があったのか、過去を明らかにしてくれよ。と思ったりもしたけれど
不思議とどうでもよくなってくる。いい意味で。
「ふふっ」と笑うラストの初海が印象的すぎて。もう心配ないのかなって。
なんてゆるやかな、なんて適役朝倉あき。
序盤気持ちが乗らなかったけど、ラストの笑顔でこの映画好きだなって思えてしまったチョロい男こと俺。