メイマーツインズ

ハンターキラー 潜航せよのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)
3.0
《そこは”音〟だけが見える戦場》

ジェラルド・バトラー主演で描く、男たちの戦い。
まだ観ぬ傑作を求め、ずっとclipしていた作品たちを観ていこう〜!
先ずはこの作品から。
Netflixにて。



スリリングな潜水艦映画は、好きなジャンル。
”Uボート〟”クリムゾン・タイド〟は強く印象に残っている作品。
本作はいかに…

ロシアでクーデターが勃発。核戦争の危機を回避するため、アメリカ軍がロシア大統領を救出へ。
ハンターキラーに世界の命運を託すという展開…
演出はまずまずも、脚本が甘いのでリアリティを全く感じない。
潜水艦映画はリアリティがあってこそ、密空間の張り詰めた緊張感が観る者を襲う。

ハンターキラーの艦長を演じる理性的なジェラルド・バトラー。
”熱さ〟が抑えられていて、彼本来の魅力が半減しているように感じる。彼には野生的でガツンとくるものを求めてしまう自分。

ゲイリー・オールドマン、”グリーンブック〟でトニーの奥さん役で輝いていたリンダ・カーデリーニといった役者たちも作品に溶け込んでなく、適役とはいえない。
ロシア側を演じる役者の質も良いとはいえず、作風が軽くなっているのは残念…

自分が潜水艦映画に求める、固唾を飲むスリリングさは残念ながら本作では味わえませんでした…😓