ハンターキラー 潜航せよのりゅうすけのネタバレレビュー・内容・結末

最高の見せ場は何と言ってもロシア駆逐艦の海軍兵士達です。ハンターキラーに乗船しているアンドロポフ艦長の教え子たちだけど現艦長の攻撃命令に不服従で抵抗しハンターキラーに対するミサイル群を間一髪迎撃、ついには反逆者の司令部をミサイル攻撃で破壊したのでした・

。この一連の流れは外からしかわからないけど中で起きている事態を想像すると楽しいですね。不服従の段階では非常におかしい異常事態に困惑していたと想像できます。ハンターキラーをギリギリ守れたのは現艦長に対して「あなたの指揮権を剥奪します」という名台詞が出たからでしょう。

アンドロポフへの絶対の信頼は教え子達に反乱罪での死刑も辞さない覚悟をもさせた、と思うと泣けてきます。現艦長を更迭してから素早く情報を取り真相を突き止め反撃に転じた様子が見たかったですね。

ロシアに華を持たせたのはアメリカ万歳になり過ぎない配慮としてもバランスよく描かれています。それぞれが自分の持ち場で選択ミスの許されない状況でベストを尽くし正義を全うしました。ラストで称え合うシーンは余韻として見て良かったと思わせてくれます。良い映画でした。