ジェラルド・バトラーとゲイリー・オールドマンの名優2人による潜水艦モノってだけで面白くないわけがない😁 「レッド・オクトーバーを追え」を越えるかと期待しつつ観ました。
ひとつの間違いが命取りになる深海での緊迫した戦闘は潜水艦モノの持ち味だけど、この映画は漢気あふれる2人の船長の選択も軸になってて胸熱。潜水艦同士の戦闘シーンや洋上艦隊行動、戦闘機の発艦シーンなども迫力あり。
深海での探りあい、密室での心理戦、原子力機関を積んでること、武器を使ったら自分の居場所がバレる、洋上からの対潜爆撃の恐怖…ハラハラドキドキな要素は満載。
ただ、キャラの深掘りもほぼ無いし、筋書きも思いのほか雑。そして、かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」を愛読してた身としては、戦闘中に海中で音出しまくるのなんてリアリティなさ過ぎて笑える。
クーデター側もマヌケすぎ。捕虜にした大統領を海岸に連れてくわ、簡単に侵入できるトコに監禁、米兵を追跡するのもジープ5台くらいの人数って…現実味なさ過ぎて勿体なかった。
そのへん気にならなければもっと楽しめるはず。