主人公は最初から死にたいわけじゃなくて、誰かに助けて欲しかったんですね。
ラスト 映画監督かなにかになったんですかね?生きる希望が見つけられて良かったです。
「石ふたつ投げてくれ」
「みっつ投げて…
世界はこんなふうに美しいし、ひとりの人間が自殺に至るほど空虚。それをただ景色として撮ってる。瓦礫と砂埃のシーンはセブンス・コンチネントの砂嵐に通ずるものがある。この男は、神は喪失しているが信仰は喪失…
>>続きを読む今回もまたまたお見事!
ヒューマンからラブストーリーと来て
今回は人間讃歌
しかもシニカルなやつ
前〜中盤は確かにヒューマンなんだけど
自然史博物館で働くオッチャンが出てからはシニカル路線まっしぐ…
このレビューはネタバレを含みます
結末は見せないラスト。穴の中に入っている時の表情がリアルな感じがした。
死ぬ時を自分で決められない、時や他者に決められるものであって、ただただ生きることを求められるのは苦しい。
しかし、生きものとは…
このレビューはネタバレを含みます
「桜桃の味を忘れてしまうのか」
小津安二郎のように抑制的なカットが多く、映画の印象を緻密にコントロールしている
話の筋がシンプルだからこそ人間と神、現世と死後の世界、倫理、宗教、道徳、様々な要素…
ヒッチハイクじゃないけど他人の車に乗せてもらうって怖い
「いい仕事を紹介する。」って言いながらこのまま静かなところに連れて行かれて殺されるんじゃないかって不安になる。その穴が自分を埋めるためのものか…
循環する生と死 その一部分と一瞬を担う身体
生きることと死ぬことに、一体どんな違いがあるのだろうか
彼らがどうなっていくのか、引き込み、そして押し戻す技法に、われわれと映画の関係が現れる
映画に内在…
(C)1997 Abbas Kiarostami