このレビューはネタバレを含みます
箇条書き
冒頭「人生とは時間をかけて私を愛する旅」
ドイツ生まれ日本育ち
フジコ・ヘミングの美しいピアノの調べと綺麗な風景。
部屋の中も自然な感じにお洒落。一つひとつの物たちにセンスの良さを感じる。
音楽と映像と日常。何もかもが美しすぎる世界。芸術に囲まれた生活。
★フジコさんにピアノを教えた先生
譜面通りじゃなくて「歌いなさい」
誰かが歌っているように弾く
他の先生が教えたら普通は機械的になる。危険
★世界中のピアノに会いに行く
★思い出
海外は建て替えが少ないので思い出のある建物などが残っている。
思い出を拾い集める。
フジコの人生は記憶の破片を集める旅のようだ。
ラ・カンパネラについて
「誤魔化そうと思っても、死に物狂いで弾く曲だから
精神面が全部出ちゃう。自然に日々の行いと精神が」
以前に聴いた時よりも、重厚感を感じる。人生の重みが音に表れているのだろうか?
「暗闇を手探りで歩いているような気持ちです」
「やれるうちにやらないと」
ピアノに会いにいく旅は続く。
以下、余分な話。
以前から、本でフジコさんのお部屋や小物などの持ち物の写真が掲載されているのを見ていて、素敵だなと思っていました。まさか御本人のお部屋の動画が観られるなんて。幸せでした。少しズレた動機ですが。