本日の一本。
元々2020年公開ということで今か今かと待ちわびてからの公開未定。もうすっかり存在を忘れかけていた時にロードショー。散々待たされて観るまでは厳しい目で観賞しようと思っていました。公開後はアチラコチラから絶賛の嵐。ならば、コチラも観るべき場所でとシネマサンシャインIMAXを予約。
10年前の若い時に観ていたらこんな評価はしなかったと思う。でも僕も歳を重ねたからか、こういったファンサービスとはなんたるかを分かっている作品にはチョロいのだ。トップガンの説明文と夕焼けバックにdanger zoneを流されたらね、始まって1分で「あぁ僕の負けだな、観に来て良かったな」と思わせてしまう。これこそ映画のチカラである。
ピートマーヴェリックミッチェル大佐の年齢を重ねた大人の色気ムンムンでウットリするのもつかの間、ベースラインが全く変わってないのでまぁ見易いこと。複雑な生き方、あくまでもストーリーは前作の後日談、補完としながらも、じゃあオジサン向けの映画なんすか？とはならない。
それはこの映画はフライトアクションが尋常ではないレベルであるからだ。IMAXの音響が織りなすビリビリさせる高音と低音が拘りを感じさせる。というかさらに低音重ねたらほぼ本物に近い位だ。映像面でも本物の実写アクションなので寧ろ爆発のCGがかなり浮く。つまり出来得る限り実物を使った今どきほとんどあり得ないぐらいのスゴい映画だ。これほどまでのCGを使わないようにしているのはテネット以来なのではないだろうか。
やってること昔と一緒。でもアクションは最新の技術を用いた超高画質で迫力満点。そしてファンの涙腺を崩壊させるお前らと俺達は側にいるよと思わせる力強いメッセージ。映画ファンとしてこれ以上ない完璧なエンターテイメント映画である。
