とむ

トップガン マーヴェリックのとむのレビュー・感想・評価

4.2
√記号みたいな盛り上がりの映画だったな。


まず引くほどに脚本がうめぇ。
リブート前の「トップガン」を観てなくてもわかるマーヴェリックのキャラ造形。
暗に「もはや搭乗型の戦闘機は必要ない」と臭わせるオープニングシークエンス。
からの、実力でねじ伏せるマーヴェリックの論法。(ここは勿論後々の伏線になってくる)

この辺の下りは「AIに仕事が取って代わられる」という懸念でガクブルな現代人にはかなり響くんじゃないすかね?笑
「それは今じゃない」


教官として配属されてからの話運びも巧みで、パブで飲むシーンだけで概ねのキャラクター紹介から、ルースターがマーヴェリックにとってどんな存在だったかをいやらしくない程度のルックバックで見せる映像的論法…

いやいや上手すぎだろと。
一瞬、浜辺のラグビーシーンがトレンディすぎてちょっと笑ってしまったけど、
それでも後半からの盛り上がりには目を見張った。
ていうか、「え!?ここ終わりじゃないの!?」って展開が終盤に3箇所くらいあった。
どんだけ盛り上げんねん。


あとはIMAXで見ましたが、
これは確実に音響設備がしっかりしてる劇場で見ないとダメですね。
観終わってから知りましたが、お台場のスクリーンXなる、トップガンのために作られたような上映設備があるらしいので、
そちらでみたら一生物の体験だったろうなぁ。


トム・クルーズ、ミッションインポッシブルシリーズやってる時よりイキイキしてた笑
とむ

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