トムクルーズはムービースターだ。それは間違いない。今の時代、自他共にその呼び名を背負える人がどれくらいいるだろう。
今作は、トムクルーズ自身の出世作となった前作から実に36年後に公開された(本来の公開予定日は2020年だったと言うから、本当なら34年だった)。36年もかけた続編なんてあるだろうか。リメイクではない、リローンチでもない、続編だ。しかも主演も同じトムクルーズだからすごい。
しかもとても面白かったのだ。前作を配信サービスで観て行ったのが良かった(もちろん前作を観なくても何となくわかるようになっている)。
過去を振り切るように飛び続けたマーヴェリックと、いつの間にか追いついていた過去が出会い、36年前から変わらないものと、どうしたって変わっていくものが交差して、ノスタルジックかつエモーショナルな仕上がりになっている。
戦闘機の大轟音を感じたければ、映画館で観るのがオススメ。