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トップガン マーヴェリックのandesのレビュー・感想・評価

4.0
前作より高い点数を着けるのが適切なのかはわからないが、続編として意味のある映画。そしてトム・クルーズの生き様を見せつけられる作品。
イーストウッドやスタローンもそうであるように、トム・クルーズも映画を超えた役者。役柄とクルーズは不可分である。彼はマーヴェリックなのだ。劇中での「パイロット(アクションスター)は職業じゃない。俺自身なんだ」という台詞は彼の矜持だろう。老いと向き合っても、彼は1番輝くのは最前線なのだ。
単一の作品としてはガチャガチャしており、若手パイロットは多すぎだし、オールドロックの劇中歌も浮き気味、戦闘機奪還は無茶過ぎる。相変わらず、政治的には乱暴である。
と欠点はあるものの、ヴァル・キルマーとの抱擁があり、ルースターがグースとダブった時点で、映画の勝利である。
冒頭の速度記録のシークエンスは「ライト・スタッフ」(1983)のオマージュだろう。エド・ハリスも出ているし。マーヴェリック(トム・クルーズ)=チャック・イェーガー(サム・シェパード)ということでしょうな。
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