エイコ

トップガン マーヴェリックのエイコのレビュー・感想・評価

4.2
評判通り最高だった!

最初の5分でノックダウン。
デンジャーゾーンが流れる中での滑走路のオープニングは、全作のオープニングと画面の色味も一緒!
そこからお馴染みの革ジャンを着たマーベリックがバイクで大疾走。最高過ぎる!

「この映画のテイストは前作と変わってないからヨロシク!」と宣言されたみたいで、「ハイ、ついてきます」と心の中で答えてしまった。

あれから30年経ってもマーベリックだけはある部分で時間が止まっていた。
栄光と後悔。どちらも同じように背負って生きてきて、誇りと同時に影がある人。

超エリート街道を進むこともできたのに、その道を選ばずパイロットにこだわったのはカッコいい反面、何かから逃避しているようでも、飛行から得られるアドレナリン中毒のようにも感じられ、危うさを感じた。

【ここからネタバレあり】
そんな彼の、恐らく最後で最大のミッション。
教官として参加したのだから、「クリード」みたいに自分の知ってるすべてを生徒にレクチャーして、継承させていくんだと思った。

だけど、やっぱりトム・クルーズはトム・クルーズだった!
まさか自分でミッションを行うなんて!!
結局自分がいつまでもナンバーワンか?なんて疑念が起こったけど、全然そうじゃなかった。
彼は自分の背中を見せることで継承するタイプだったんだね。
結果、自分がミッションを行うことで、自分自身も救われていたし。
なんて素晴らしいエンディング!

往年のファンへの過剰すぎるサービスに加えてド迫力の航空アクション、そして素晴らしいストーリーで多幸感でいっぱいになった作品だった。

今回IMAXではなくSAIONというサウンドシステムを搭載したシアターで観たのだけど(音だけIMAXレベルってことかな)、この映画の音の重要さも痛感。
家のテレビで観ても、この興奮は絶対得られなかったと思う。

ちなみに4DXスクリーンだけいつ席をチェックしても売り切れ。みんな、最大限にこの映画を体感したいんだね。気持ち分かる!でも酔いそう 笑

MCU以外のハリウッド超大作でこんなに満足感を得られたのって久しぶり!
こんな映画を作ってくれた人たちに感謝。
そして、いくつになっても自分の限界を更新していくトム・クルーズは人類の誇り!
エイコ

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