トップガン マーヴェリックのシノのレビュー・感想・評価

予習のために見た一作目より確実に面白く、後半の畳み掛けるような空中戦で手に汗を握って、それでも前作と同じく「名前の出ない敵国と顔の出ない戦闘相手」(見た目で国籍性別がわからないのは配慮だと思うけど)と命をかけた戦いをする事を手放しで楽しんでしまうのは罪悪感があった。

でもそんな事もわかっていて、もう次はない気持ちで全力で作られた映画なんだろうなとも思う。
「マーヴェリック裏良い話」を聞くとものすごい信念とロマンを持ってして作られた映画で、これをリアルタイムで映画館で観られるのはきっと自分の中で特別な映画体験になると思えた。
今の時代のCGなんて本物と見分けがつかないし安全性を考えたらその方がいいじゃん、それを全て実物でやるのはもう美学しかないじゃん。感服する。

でもそういう気持ちの部分を加味せず、前作を観てなくてもトムクルーズ作品をあまり観ていなくても、マーヴェリック単体でもかなり楽しめる作品なのもすごい。
一作目ではやや残念だった空中戦の分かりにくさが一気に改良されていて、戦闘機に沢山付けられたカメラのおかげで本当にめちゃくちゃ迫力がある。IMAXで観たけど4DXで観たすぎる。

余談。トップガンの中に女性がいたのも良かったな、もっと人数多くても良かった。
余談2。今回も顔が霧吹きかけられたみたいにビシャビシャだった、極度の緊張などあるだろうしあれは本物の汗なのかもな。