どらこ

トップガン マーヴェリックのどらこのレビュー・感想・評価

3.9
4DXで鑑賞。
絶対にスクリーンで見なきゃいけないという使命感で鑑賞。その通りだった。。

前作未視聴で鑑賞するという愚行をしてしまったものの、内容は全然理解できた。
殉職した昔の仲間に想いを馳せたり、海軍のトップまで上り詰めた戦友と無言でハグするシーンとか、それぞれの関係性が想像できてエモい。

演習シーンが意図的に長く作られていて、高度を下げた飛行訓練とタイムアタック、飛行射撃の練習などを丁寧に見せてくれるので、
視聴者も作戦内容を熟知できると同時に、「これ本当にうまくいくの…??」と不安にさせてくれる。
ちなみに一番ハラハラしたシーンはコヨーテが演習中に気絶しちゃうとこ。


戦闘機パイロットは、常にGとの闘い。
経験したことはないけど、死ぬほどキツイのが映像を通して伝わってくる。
人間の耐えれる限界は12Gらしく、後遺症が残る可能性も高いらしい。
劇中では10Gとか平気で超えてるので死ぬほど辛いと思う。



今は時期が時期なので、敵国の名前は一切登場しなかったけど
ウラン採掘してて最新軍事技術を保有してるとなると確実にロシア(ソ連)だと思われる。

ツッコミポイント
・主人公たちが敵地に取り残された後、普通に敵の本拠地に入って旧式戦闘機を奪うのは流石に違和感。
敵が困惑しているとはいえ、スムーズに行き過ぎやろ….
堂々と基地歩いてるし、都合よくエンジンかかって脱出できるのはご都合主義だなぁ〜と思った。


・トムクルーズくん、命令違反しすぎ
冒頭での無許可で速度テスト、高度の規約違反、速度の規約違反(危うく戦闘機の損失と死亡事故起きるとこだった)などなど、
上官の命令をことごとくシカトしまくるトムクルーズ。普通の軍閥なら余裕で除隊処分レベルですよこれ。


・有能すぎるフレア弾くん
誘導ミサイルを撒くために必ず散布するフレア弾。後方で追尾されてる時はとりあえずあれ打っとけばなんとかなる。
だったら綱渡り的で危険な作戦の低空作戦より、上部の固定砲台に探知されてもフレア弾マシマシなら突破できたんじゃね、って思ってしまう。
それくらいフレア弾が優秀。



あとはまぁ、4DXに関しては思ったより親和性がなくて、別に必要ないな、と思った。
最初の荒野を走るバイクシーンだけ風を感じて気持ち良かった。もっとこう、戦闘機に乗っている感じとかを求めていたから残念。


細かいところは置いといて、やっぱりこの作品は評判通り面白かった。。
特に本番の作戦中は緊迫感がヤバい。スゲェー静かだし。。
今までの練習が、一つも失敗が許されないポイントが、一つずつクリアされていく時の高揚感は凄まじい。

トドメのハングドマン救出シーンでブチ上がった。
あいつの、常に爪楊枝咥えている理由が知りたい。


大迫力のスクリーンじゃないとこの映画の面白さは半減すると思いました。
どらこ

どらこ