--息子似すぎ問題--
監督はジョセフコシンスキー
前作のトップガンから36年の月日を経ての続篇。
個人的には、前作がそこまで面白い映画だとは思ってないです。
ストーリーがずば抜けてるわけでもなく、そこまで映像に見応えがあるわけでもない。
とにかく古い映画に感じてしまう。
技術とかそういう面の古さではなく、80年代の観客が感じるであろう面白さに寄り添い過ぎているが故、現代に生きる僕の感性にはまったく引っかからず、あー昔流行ってたやつね止まりの凡作という印象でした。
久しぶりにこれを見るために見返してみようと思ったら、なんでか知らんけどトムクルーズの声優が塚本高史だし。
そんなトップガンを小馬鹿にしてる僕から見ても今作は名作中の名作。
全てのエンタメがここにあると言わざるおえん凄まじい出来栄えの映画でした。
とにかく後半の怒涛のストーリー展開が素晴らしいですね。
多分3回くらいここで終わるやろって思った気がする。
悪い言い方をしたら、こねくり回した脚本も非常に現代的。
とどのつまり前作とやってることは変わらないんですよね。
常に上映された時代の観客を楽しませる映画作りが一貫されてることに、この作品のコンセプトを強く感じますし、その見せ方が非常にうまいなぁと文句のつけどころがなかったです。
この映画も30年後には古い映画だなぁと言われてるとは思います。
でも、いいんじゃないでしょうか。この時代にマーヴェリックの熱狂をリアルタイムに感じれたことに感謝します。