不可能を可能にする男
初鑑賞は公開日当日。IMAXやら4DXやらで映画を観るという考えが当時は1ミリも(お金も)無かったため、なんの迷いもなく2D字幕版で鑑賞した。ド田舎の映画館に、しかも平日にと舐めてかかっていたら、まさかのほぼ満席。それもそのはず。前作はそれほど面白くなく、トム・クルーズが自分大好きアピールをする作品であったため、期待値はそこまで高くなかった。本作を観てわかった。ああ、前作はこの映画を作るための前座に過ぎなかったんだと。こんなにも完璧な続編は、もう二度と現れないとそう思った。
世間の評価は無論高く、2020年代に公開された洋画最大のヒットとなった本作。自分の大好きな人達もみんな星5(もしくはそれに近い)点数を付けているため、こんなことを言うのはすごく心が痛いが、自分はこの映画に5は付けられない。アメリカのご都合主義映画は、日本のお涙頂戴映画よりも見てられない。いくらトム・クルーズと言えど、60の本気の恋はキツい。なにより、ドラマパートが...。リアリティを追求し、映画館でしか味わえない映像体験を実現したことは素晴らしい。4DXでの鑑賞は造雪機のボロっボロな音以外は最高にぶち上がった。だけど、ごめん。自分はこの点数かな。。。
2024-2
