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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキストのLEGIONのレビュー・感想・評価

3.0
獄中でも日本政府と闘い続けた無政府主義者の朴烈と金子文子を描いた物語。自分たちの立場や時代、社会的背景を考慮すれば朴烈と金子文子の勇敢さやブレない軸は凄さを感じるものではあったが、彼らの主張が批判で止まっている点に結局のところ安っぽいものとして見えてしまう。
投獄された主人公たちの暗い結末へ向かっていく過程や日本政府が朝鮮人に行った非道さが描かれ、感動はしなかったもののその中で貫かれる互いへの愛や信念はヒューマンドラマとしての見所となっていた。
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