mii

サンキュー・スモーキングのmiiのレビュー・感想・評価

サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)
4.0
「死の商人」のひとりニック·ネイラーは
タバコ研究アカデミーのスポークスマン。
撲滅の危機のタバコ産業を推奨してるけど
この作品 タバコを吸うシーンは一切なし。

顎が見事なお尻のアーロン・エッカートのトークが 小気味よく軽快です。
ロビイストの彼が タバコは悪!の討論会で ひとりアウェイ状態なのに
論破する場面は見事!
ディベートでの話題のすり替えや柔軟さは 参考になりますよ。

彼の上司BRに「セッション」のJ・K・シモンズ。
未成年は金脈だ!なんて言ってるのですよ〜
そりゃ 母の会に非難されるわけだわ。

そうそう!「死の商人」には他にも
お酒と銃のスポークスマンがいてね
モッズ特捜隊として 週イチで激励会?癒やし会?を開いているんですよね。
この辺りのつくりも面白い。

そんなニールが反対派に拉致されて 大量のニコチンパッチを貼られたのは笑った!
タバコを吸ってたから助かったのだけど。
テレビ画面の向こうで タバコ界大物のキャプテンも入院してるのも笑ったw
お前も拉致されたのか!と(笑)
違ったけどね。

ここで たばこ推奨派の彼が
ニコチンパッチは人を殺す!とかのすり替えは上手いなぁ!と思った。

タバコを吸う吸わないを議論する前に
世のあらゆるものに対して
情報を鵜呑みにせずに 自分の意思で決める事と声を挙げるニール。
そりゃそうだ!
痛快でした。
mii

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