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サンキュー・スモーキングのeulogist2001のレビュー・感想・評価

サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)
3.5
ディベートで勝つにはなにが大事なのか?伝えるべきはなにか?アメリカでは銃器、アルコール、タバコは常に議論され、裁判沙汰にもなってきた。

そこには業界の擁護や宣伝を図るロビーイスト、それを批判する団体やマスコミとの闘いが繰り広げられてきた。

本作はタバコ業界のロビーイストの物語だが、基本構造は変わらない。食ってくための関係者や儲けのために詭弁を弄するものたちと被害や害悪を訴えるものたちとの対立。

完全に白黒を付けることは難しいが、本作が上映されて以来、どちらが肩身が狭くてなってきているかは明らかだ。

皮肉や風刺も効いていて楽しめたが子どもが結局は親の考えに就いたのは現在では成り立たないだろう。
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