nodoubt

サンキュー・スモーキングのnodoubtのレビュー・感想・評価

サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)
-
※記録用です。

アーロン・エッカート演じるニック・ネイラーは、タバコ業界が作ったPR団体“タバコ研究アカデミー”の凄腕宣伝マン。
禁煙の風潮に逆らい得意の話術と議論のすり替えを武器に、大衆を操作しタバコの地位向上に努めるのが彼の仕事だ。
そんな彼のタバコPRに奔走する姿と挫折、そして復活を描いた作品。

この作品が監督デビュー作のジェイソン・ライトマンは何と「ゴーストバスターズ」の監督アイヴァン・ライトマンの息子!!

ポップな映像と、ユーモア&皮肉たっぷりのブラック・コメディの本作。
日本ではほとんど話題にならなかったけど面白い作品ですコレ。

どんな相手でも巧みな話術でやり込めてしまうニックの姿は痛快そのものだし、「物は言いよう」で黒も白になっちゃう現代社会への皮肉もたっぷり

毎週行われるタバコ・アルコール(マリア・ベロ)・銃器(デヴィッド・コークナー)業界の宣伝マン3人“死の商人(笑)”による定例飲み会のシーンは楽しいですし、“タバコのパッケージにドクロ・マークを入れよう運動”展開中の天敵議員ウィリアム・H・メイシーや、ニックを誘惑してオフレコネタを手に入れようとする新聞記者役のトムクル嫁ケイティ・ホームズ改めケイト・ホームズもイイ味出してます。
それとニックの息子役のキャメロン・ブライトも「ウルトラヴァイオレット」の時より何倍も良かった。
nodoubt

nodoubt