オープニングクレジットが最高に洒落てる！話の中身は喫煙の是非に非ず。ロビイストの主人公を元に、世の中の表も裏もどう聞かせ、なにを語るかで変えられると説く。重要なのは趨勢に巻かれることなく、自分で考えて選択することなのだ、と。煙草を題材にしたのは、テーマとして身近で、かつコメディに脚色するのにはちょうどよかったんでしょう。あれほど弁がたつ主人公が、女性相手になるとまったくもってわきが甘くなって、えぇ～！？弱っ！と若干トーンダウンもしたけども、全体的にテンポもいいし、ズバッと刺さるシニカルなジョークが痛快で、すっきりした気持ちで観れました。個人的に、キャメルのパロディと思われるアルパカがまぬけっぽくて大好き。
