しっくりくる映画。
主人公はダークナイト出演のアーロン・エッカート演じる、タバコの広報活動員ニック。(ロビイスト)
ニコチンのカーネルサンダースであるニックはみんなの嫌われ者。
奥さんには愛想を尽かされ、離婚。
だけれど、喫煙反対の訴えを煙に巻く彼の巧みな話術には、感心してしまう。話し方も嫌味がなく、思わず納得してしまうようなもので、チャーミングな印象で交換が持てる。
ストーリーの展開も、彼の話術のようにテンポ良く進むため、最後まで息切れせず観ることができた。
また、キャラクターや物語以外の映像も魅力的だ。
特にオープニングのテロップの出し方。
様々なタバコのパッケージの絵柄上で、制作者達の名前が流れる絵は、物語にもピッタリだし、何より格好いい。
役者について。
ダークナイトでは、市民から支持される人気者を演じるエッカート。キャラクターの立ち位置に多少違いはあるものの、基本的に頭の良い＂仕事のできる＂イメージがピッタリ合う俳優さんだ。
