えリス

寝ても覚めてものえリスのネタバレレビュー・内容・結末

寝ても覚めても(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


観てる間3回くらい「は!?」って声出しちゃうとこあった
朝子が寝たきりの岡崎の前で「こんな時でもわたしは自分のことばっかり」って泣いてるところに全てが集約されてた気がする いやほんまそれ
恋愛はいつでも自分本位っていうのを嫌というほど見せられてよく分かったけど、親切な友達とか優しい恋人とかも平気で衝動的に裏切ってしまうものなんか...?もうちょっと考えれんかったんか??ほんで裏切るんやったら悩んで後戻りするなよ、、

そのぐらい共感できんかったけど、共感できる=いい映画でその逆も、っていうわけじゃないもんな多分

そう思うと、映画としてはなかなか好きな方かもしれん
亮平が酒蔵の海外事業部的な部署勤務やったのも、前職と全く同じでなんか懐かし嬉しかった そのわりに日本酒あんま出てこんかったけど ほんで大阪本社の酒蔵はあんまないのでは?
あとみんな関西弁頑張ってた
伊藤沙莉さんの安定感には感謝しかない
偶然と想像第3話の女優さん出てきてたの嬉しかった

あと、この映画の英題(洋題?)調べたらASAKO I&II なの、なんかすごく合点がいった
麦と亮平が東出昌大の1人2役なことが注目されがちやけど、実は朝子の方も分裂してるよな 麦といる時の朝子と、亮平がいる時の朝子

朝子にとっての麦が、亮平にとっての朝子になってる感じ

もし彼氏が急にいなくなったら、もし元彼にそっくりな顔の人が現れたら、もしその人と付き合ってみたら、もし失踪したと思ってた元彼がまた現れたら、もし今彼を裏切って元彼について行ってみたら、、みたいに、たくさんのIFを一度に見せてもらった気分
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