(ⅰ)映画において人は「人でないもの」へ変態するが、それを眼差す我々は自らの内なる「人でないもの」と共振するのだと思う。人間のふりをして生きることさえできない自分を喰らえよ。
(ⅱ)麦の登場シー…
とりあえずヤンキー避けからのナチュラル過ぎる信号無視で、開始一分待たずして持ってかれてた。最速かもしれない。
後半の暗転から水分と暗さとネコちゃんで触覚が戻ってくる感じはまんまとやばい。
下衆感と長…
無★なんだが、🐱に敬意を表して星⭐2つです。
つまらなかった。途中帰ろうかと思うぐらいイライラした。
古典的な恋愛テーマを、もっともらしく、こねくり回しただけ。
何故、カンヌに行けたのか?
二役の一…
【真のパルムドールはこれだ!!】
『ハッピーアワー』で日本でも認知された濱口竜介監督覚醒作。深田晃司監督『海を駆ける』が大人の事情でカンヌに滑り込めず、代わりにノミネートし、アンチ『万引き家族』派の…
正直に言えば、個人的な想いを含めて序列など付けれないくらい極上の体験であったのだが、多くの方々に観て欲しい、あるいは観るべきではないかというジレンマの中での最高点とした。
点数化するという事が自分…
今年の邦画では「カメラを止めるな」を暫定ベストと考えていたものの、個人的にはこれを軽々と飛び越えて行った感のある1本。
人間は変わる、ただしそれは君たちが考える経路ではないのだ、というやり口はある種…
映画そのものがドッペルゲンガー的な構造を備え、3.11の記憶を色濃く帯び、東出と唐田のカットバックからのアクションが似て非なるものとして反復され、否定の否定を繰り返しながら、ラストの唯一無二の美しい…
>>続きを読むCOMME DES CINÉMAS