◆あらすじ◆
航空管制官のディランは突如、幻覚に襲われて航空機を衝突させてしまいそうになる。そのことが原因で停職となったディランはサラと出会い、すぐに恋に落ちる。しかし、ディランは毎日、同じ時刻に同じ幻覚を見るようになり、毎日の出来事を書き留めてその幻覚の原因を探ろうとする。
◆感想◆
毎日2時22分に同じ幻覚を見るようになった男の顛末を描いた作品であり、理解することが難しい作品だと思いました。サスペンスのような緊張感があると思えば、なぜそうなるのかという部分がSFのような不思議な展開があって話についていくのが難しかったです。
主人公のディラン（ミキール・ハースマン）は日常のパターンを見つけるのが得意という一風変わった性格をしており、彼は幻覚が発生するまでの日常の出来事のパターンを見抜きます。凄いといえば凄いのですが、ディランの頭の中で勝手に話が進んでいって、観ている私は置き去りにされてしまいました。
そして、サラ（テリーサ・パーマー）はディランと出会い、あっという間に恋に落ちます。この展開の速さにも後々理由が明らかになるのですが、彼女のディランに対する愛情の深さは異常なように感じました。
幻覚とそれに至るまでのパターンについて、最終的には理由があるのですが、その理由を持って全ての解決にはならないですし、「どうしてそうなるのか」を突き詰めると「そういう設定だから」という部分に行き着くので、観ている人によっては納得できない人もいると思います。私は理解することを諦めました。
とにかく不思議なストーリーだったという気持ちと観終ってからのそれなりの満足感があって、普通に面白かったと思います。
鑑賞日：2024年1月31日
鑑賞方法：CS ムービープラス
（録画日：2023年2月6日）
