うぇい

さよならの朝に約束の花をかざろうのうぇいのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

泣く。

マキアは不変、生と死と再生のグレートマザー。地母神でもあり太陽神でもある究極のアニマ。
そんな人に今際の際で行ってらっしゃいって言われたら、自分のすべてを肯定できてまた生まれ変わって戻ってきたくなる。実際エリアルには孫もいて情報としての彼は生き続ける。

エリアルが自立を成し遂げたのは些か謎だけど描かれていないだけでラングから影響を受けたのかもしれない。妄想だけど、languageから名前を取ったのだとしたら頷ける。言語は理性、分断の象徴で父としての力があり、ラングが擬似的に父親代わりをしたのかも。マキアに想いを寄せてもいて、母子分断の動機もある。マキアの思いを汲みながらエリアルを自立に導いたのだとしたらラングはあまりにも大人。
うぇい

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