喜連川風連

さよならの朝に約束の花をかざろうの喜連川風連のレビュー・感想・評価

4.0
家族の愛に最近涙腺が弱いです。

長寿を能力とし、人の想いを紡ぐ布を作る種族が主人公の映画。

人間と同じ時を生きることは出来ない為、いつも人間が先に死んでしまう。
よって別れを見守る存在=さよならの種族と呼ばれる。

その種族に生まれた主人公は本当のつながりに欠ける日々に寂しさを感じていた。

ある日、その特別な能力を巡って
村が襲撃を受け散り散りになる仲間たち。


そこで出会った人間の赤ちゃんとの出会い、母親になることを決意する主人公。


次第に成長していく子どもと、見た目上は成長しない母との間に生まれる軋轢。


それでも母がくれる無償の愛に心を打たれる。
いつでもここに居ていいんだ
という気持ちにさせてくれる。
丹念な母親の愛がここにはある。
喜連川風連

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