さよならの朝に約束の花をかざろうのあるぱかのレビュー・感想・評価

母と子の思いのすれ違いや衝突。上手くいくことばかりじゃなくても、そこにはしかと座する「愛」。ひとりぼっちとひとりぼっちから偶然始まった疑似家族にも関わらず、しっかり家族だった。そこが切なくも感動した。母と子のあり方を強く想起させられる物語。
一方、壮大な物語のスケールに逼迫されて情報過多に陥ってしまったことや、ラストを丁寧に・説明的過ぎに描きすぎてるきらいがあったために感動のピークを通り越してしまって「長い」と感じてしまった。